電子機器組立技能士とは?ゼロからはじめる2級合格への道 vol.1

新年を迎え新しい目標を打ち立てる方も多いのではないでしょうか?

目標のひとつとして、資格取得によるスキルアップが挙げられますが、

今回は製造業の中でも、電子機器に携わるような工場で働く機会が多くある方へ

ぜひ習得していただきたい “電子機器組立技能士” の資格についてご紹介します。

電子機器組立技能士とは

電子機器組立て技能士は、国家検定である技能検定の一つです。

電子機器組立技能士の試験の実施機関は都道府県職業能力開発協会で、

受検の申し込みや試験の実施、合格発表などを行っています。

試験問題の作成を行うのは中央職業能力開発協会です。

あらゆる電子機器の組立から修理に必要な技能や知識を持ち、

電子機器を扱う業務には欠かせない存在です。

受験資格

電子機器組立技能士は等級があり、

受験する等級によって一定の実務経験が必要になります。

特級:1級合格後、5年以上の実務経験

1級:7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験

2級:実務経験2年以上、または3級合格者

3級:不問

合格後は知識や技能だけでなく、実務経験も合わせて示せる資格といえるでしょう。

試験日・合格発表日

試験日や合格発表日の詳細は、中央職業能力開発協会のHPをご確認ください。

令和3年度では、学科試験は8月末、実技試験は9月初旬に開催されました。

合格発表は10月初旬に中央職業能力開発協会のHPで確認することができます。

また、合格発表から約一カ月間は、

受験申込先の都道府県庁で結果(得点)の簡易開示をしてもらえます。

限られた期間ですが、今後の目標や反省点を活かすため、見に行く価値があります。

<中央職業能力開発協会HP> https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html

試験難易度

資格取得にむけて、学ぶことはたくさんあります。

そのため、勉強や実技練習など、ある程度の時間確保が必要になります。

私のこれまでの製造業経験は、

・工業高校ではなく普通科高校卒業

・製造業を未経験で入社し4年目で本資格を受検

・これまでの主な業務は検査工程で、組立やはんだを扱う作業工程はほとんど経験なし

製造業で働く方々の中で、知識や経験、技術は初心者に近い状態でした。

そのような私でも、試験に向けた対策を積み重ねることで、

今回、2級 電子機器組立技能士を合格することができました。

国家検定となると難しそうな印象もありますが、

試験対策をすれば合格することは可能ですので、

挑戦できる機会が得られたなら、ぜひチャレンジしてほしいです。

次回以降の記事で、

実技・学科別に初心者の私が合格に向けた取り組みについて

ご紹介していきたいと思います。