話題のノーコードは本当に主流になるのか?

プログラミング言語が分からなくてもWEBサイトやアプリを作成できるノーコードと言う言葉が流行っているのをご存じですか?

大手ニュースアプリでも取り上げられたこともあり、かなり話題となっています。

しかし、本当に言語を一切書かずにWEBサイトやアプリは作れるのでしょうか。

また、作れるとしてもそれを使って本当に大丈夫なのでしょうか。

今回はノーコードについて調べてみましたのご覧ください。

ノーコードは昔から存在する

実はノーコードという文化は昔から存在しています。

例えば、WordPressや、ホームページビルダーも広い意味で言えばノーコードの一種です。

また、無料でホームページが作れるWixもノーコード言えるでしょう。

このように、ノーコードは昔から存在し、それまでは支援ツールと言われていました。

しかし、近年はノーコードで出来る事が大幅に増えてきました。

例えば、メルカリのようなシステムもノーコードで作れますし、Facebookのようなシステムだってノーコードで作れます。

これまでは、出来る事が限定されていたノーコードですが、その幅が広がってきたことにより、本格的に注目を集めるようになったのです。

ノーコードを使っても大丈夫なのか?

ノーコードと聞くとセキュリティ面で不安だったり、しょぼいシステムだったりと、悪いイメージをお持ちかもしれません。

しかし、ノーコードとは一度作ったシステムの流用にすぎません。

つまり、一度作ったものを他の場面でも有効活用しようという考え方のです。

なので、特別セキュリティー面で不安があったり、質が悪いという事はありません。

むしろ、実力のないプログラマーが書くプログラムより綺麗でシンプルな設計になっています。

実際に一部の開発現場ではノーコードや、必要最低限のコードしか書かないローコードも使われ始めています。

ノーコードってどんな風に作っていくの?

コードを書かないというと、どんな風にプログラムを作っていくのか疑問に思う人も多いと思います。

ノーコードの場合は基本的に、レゴブロックを組み合わせるのと同じように、すでに完成しているプログラムを必要な場所に入れていく感じでプログラムを完成していきます。

つまり、ノーコードだからと言ってプログラミングの知識が不要なのかと言うと、そんなことはありません。

では、どこでプログラミングの知識を学ぶのかと言うと、今は小学校の必須科目となっています。

ニュースでも話題になりましたので多くの人が知っていると思いますが、小学校で行われるプログラミングの授業は言語を学ぶわけではありません。

基本的にはプログラミング的思考を学ぶ授業でどのように組み合わせれば、システムが問題なく動くかを知る授業となります。

勘違いしている人も多いと思いますが、PHPやCなど言語を勉強しているわけではないのです。

ノーコードは主流となるのか?

さて、今後はノーコードでの開発が主流となるのでしょうか。

個人的な予想ではありますが、ノーコードは主流にならず、ローコードが主流となると思います。

と言うより、すでにそのような時代が来ています。

開発現場と聞くと、イチからコードを打っているように思う人もいますが、そんなことはなく、様々な企業の提供しているツールやシステムを組み合わせて開発しています。

最近ではAmazonのAWSがよくつかわれており、この中にはAIやデータベース、ブロックチェーンを扱うためのシステムが入っています。

つまり、これらもノーコード、ローコードの一種と呼べるでしょう。

さらに、今後はプログラム言語を全く知らない人でも扱えるツールが増えてくると思います。

今でも、bubbleなどがそれに当てはまりますが、英語圏のサービスなので、説明もすべて英語です。

これらのサービスが翻訳されたり、新たに日本向けのサービスが出てくるもの時間の問題かと思います。

そうなれば、誰もが簡単にサイトやアプリを開発できてしまうので、今よりもWEBは激しい戦争状態になります。

もっと言うと、全員が同じようなシステムで勝負してくるので、他の部分の仕組みで差別化を図る必要があります。

つまり、これまでよりももっといいコンテンツが増えてくるという事です。

そうなれば、技術力よりもアイデア力がさらに必要な時代が来るのかと思います。