2020年は、経済に大きな変化があった年でした。
新型コロナウィルスの影響を受け、経済が大きく動いた年だったといっても過言ではありません。
では2021年以降経済がどのように変わっていくのか、昨今のトレンドを踏まえつつ経済やビジネスを分析します。
新型コロナウィルスの影響を受けて需要が拡大したのは、何といってもIT関連サービスです。
政府がリモートワークを大々的に推奨したため、IT関連サービスに注目が集まりました。
2020年でかなり拡大しましたが、それでもまだ完全に普及しきったわけではありません。
ですので2021年以降も、まだまだリモートワーク関連のサービス業界は成長していく見込みです。
またゲーム関連業界も好調で、大手ゲーム会社の任天堂は、2021年3月期の連結業績予想を4000億円に上方修正しています。
新型コロナウィルスの影響からステイホームが定着したため、誰もがゲームに目を向けるようになりました。
老若男女を問わず需要が拡大していますから、ゲーム関連業界もさらに躍進していく可能性が高いです。
ステイホームの巣ごもりでゲームと同じく需要を拡大したのが、動画配信サービスや電子書籍サービスです。
たとえばもともと独自のコンテンツが強いことからネットフリックスは注目されていましたが、ステイホームで自宅にこもる人が増えた影響で、さらに契約者数が増加しました。
動画配信サービスや電子書籍サービスも、右肩上がりに売り上げを伸ばしていくことが容易に予想できます。
新型コロナウィルスの影響は、人が働き方を見直すきっかけにもなりました。
これまでは都会至上主義で働く人が多かったですが、今は地方へと移住して働く新しいワークスタイルを選択する人が増えてきています。
Wi-Fiが全国的に拡大していますから、地方でネットを使って仕事をする働き方が十分可能です。
都会で何かに追われるようにあくせく働くよりも、地方でのんびりと働いたほうがいいのではないかと考える人が増えています。
地方創生は日本全体の課題で、地方自治体もこれを後押ししようとしています。どこの地方自治体も基本的には都会からの移住を歓迎していて、移住しやすい街づくりに尽力しています。
移住希望者に働き先や住む場所を積極的に斡旋していますから、移住して働くワークスタイルを全面的に応援しています。
新型コロナウィルスがきっかけで、地方に移住して働くことを本気で選択する人が少なくありません。
これにより地方経済が活性化する可能性は大いにあります。
新しいワークスタイルを語るうえで欠かせないのが、フリーランスという形態です。
今までは会社に雇われて働くのが一般的でしたが、2020年代以降はその常識が崩れ去っておかしくありません。
会社に雇われて働くよりも精神的に満たされやすいことから、フリーランスを選択する人が増えています。
たとえば自発的に動画をユーチューブに配信して広告収入を得る、ユーチューバーがかなり目立ってきています。
一般人がユーチューバーになるのはもちろんですが、それまでテレビタレントとして活躍してきた人もユーチューバーに転身するなど、ユーチューブ人気はかなり高いです。
また小学生のなりたい職業ランキングの上位にユーチューバーが食い込んでいることからも、今後学校卒業後に会社に就職しないで、フリーランスのユーチューバーとして生計を立てようとする人がいておかしくありません。
当たり前のようにフリーランスを選択する時代は、もうすぐ目の前まで迫ってきています。
経済やビジネスに大きな影響を与えるサービスの1つに、クラウドファンディングがあります。
何かやりたいことや事業を起こしたい時、今はクラウドファンディングで資金集めするケースがめずらしくありません。
今までは融資を受けたければ銀行から融資を受けるのが一般的でしたが、貸し渋る銀行よりもお金が集まりやすいクラウドファンディングのほうが今は現実的です。
何かおもしろいビジネスのアイデアがあれば、そのアイデアに投資してくれる人が世の中にはいます。
新しいビジネスがやりやすくなっていることから、同時に働き方も見直されています。
いいアイデアさえあれば、今は誰でもビジネスに成功する可能性があります。
2021年初頭の段階で、昨今のトレンドを踏まえつつ経済やビジネスについて分析しました。
全体的にいえるのは、ITサービスが経済やビジネスの中心になっている点というです。
ITサービスの普及により、働き方も見直されるようになりました。
ですのでIT関連の動向には、今後特に注目しておくのがおすすめです。