オリンピックメダリストから学んだ「勘の良さを磨く方法」

オリンピック・パラリンピックを終えて共感した点が多かった動画を紹介したいと思います。

オリンピック・パラリンピックにちなんで、シドニー銀メダル400mハードル日本記録保持者「為末大」のYouTube動画です。

スポーツだけではなく、教育や子育てにも共通している内容だと思います。

勘の良さを磨く方法

彼が彼の息子さんと、初めてのことや気になることがあったとき、

「やってみよう、やってみよう、やってみなけりゃわからない」

これを唱えて実践しているらしいです。

「そうだろう」と「やっぱりそうだった」

予想通りだったとしても、体験することに価値がある。

人は無意識に大事な情報と必要のない情報を分けて処理してしまう。

他人の編集した情報と自分が目で見て、身体を介して受け取った情報とでは、同じような内容でも質が全然違う。

体験とは五感の総動員だ。

情報からの想像と体験で得られる確信

「やってみて」この境目をまたぐ経験で勘の良さが磨かれる。

勘の良さは、体験を素直に吸収する経験によって育てられる。

というお話でした。
かなり抜粋しているので、
気になる人は動画を最後までご覧ください。

勘ってのは、適当とか根拠の無いものではなく、経験を重ねて研ぎ澄まされる判断力ということ。

みなさんも体験や経験で判断力を身につけていますよね。
情報を編集したり仮説を立てたりする能力や
思考力や想像力の土台を作るためにも
体験・経験をたくさんあったほうが良いです。

これは子育てに寄った話になりますが、
大人の切り取られた情報で、子どもを誘導しないようにも気をつけてほしいです。

例えば、リトミックレッスンの造形の時間に、
赤い画用紙に赤いクレヨンで描こうとしていた子どもに、
「赤に赤色だと見えないから違うクレヨンの色にしようね」と、、、
気持ちはとてもよく分かります。

でも、「同じ色だと見えづらいんだ!」と気付く貴重な経験、
同じ色なのに少しぼこっとすること、
その上に違う色のクレヨンで描いたときの不思議な感じ。
止めてしまってはもったいないですよね。

「やってみよう、やってみよう、やってみなけりゃわからない」

大人にも相通じる魔法の言葉ですね。
ぜひ、みなさんも実践してみてください。